そして3つの食事療法の中でも一番推奨されてるのが、今回のカロリー制限食です。
近年までカロリー制限食しか公認されてなかったので、今でも推奨する医師が多い、と言う方が正しいかもしれません。
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カロリー制限食が推奨される理由
①太りにくい食事で、全ての病気に適応
②健康面で最適の栄養バランスである
カロリー制限食は、医師に指示された1日の総カロリーに従い、自分でカロリー計算をして食事を作ります。
例えば1日1,500カロリーとか指示されて、3食でカロリーを配分します。
そして3食とも栄養素を炭水化物(糖質):タンパク質:脂質=60%:20%:20%の割合いになるようにします。
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ここで注意しなくてはいけないのが、カロリー制限食の栄養素のバランスです。
炭水化物(糖質)が60%ほど占めています。
血圧やコレステロールの食事療法としては最適ですが、糖尿病の食事療法として・・・?やや疑問が残ります。
糖質だけが血糖値を上げるのに、比率が一番高いからです。
カロリー制限食はどちらかというと、健康を全体的に考えて、太り気味の糖尿病患者向け・・という印象を私は持ちます。
血糖値やコレステロールがやや高い方やメタボ体型の方には、カロリー制限食は最適な食事療法だと思いますが、
既に悪化した糖尿病(ヘモグロビンA1c7.0%以上)と診断されてる方や痩せ型糖尿病には、カロリー制限食は効果が少ないかもしれません。
そういった方には、糖質制限食の方が効果が大きい可能性があります。
どれを選択するにせよ、又は組み合わせるにせよ食事内容がガラリと変わりますので、
3つの食事療法の概要とやり方をよく理解して、「自分に合うか合わないか」を判断して行う必要があります。