糖尿病薬の商品名や概要を一覧にしました。現在、9種類ほどの糖尿病薬が処方されています。

2009年から発売されてるインクレチン薬、そして2014年に発売のスーグラ(SGLT2阻害薬)など、新しい糖尿病薬も出てきています。

担当医師とご相談の上、必要なら糖尿病薬を決めて服用して下さい。

糖尿病薬 一覧

①インクレチン薬1(DPP-4阻害薬

インクレチン関連薬には、飲み薬と注射型の2種類がありますが、DPP-4は飲み薬の方です。

インクレチン薬は、血糖値が高くなった時に効き始める為、低血糖になりにくいというメリットや太りにくいというメリットがあります。

DPP-4には、ジャヌビア、グラクティブ、ネシーナ、エクア、スイニー、トラゼンタといった商品があります。

腎機能障害がないⅡ型糖尿病を条件に処方され、エクアとスイニー以外は一日一回の服用(時間は自由)でよいのが特長です。

②インクレチン薬2(GLP-1受容体作動薬

インクレチン関連薬の注射型です。こちらも腎機能障害が無いⅡ型糖尿病が対象です。

DPP-4阻害薬と異なり、併用可能な糖尿病薬が違ったり、ヘモグロビンA1cの降下具合も違います。

DPP-4を服用した患者のA1c降下が1.0%に対して、GLP-1を注射した患者さんは平均1.5%ほど下がると言うデータがありますので、やや強い糖尿病薬と言われています。

患者さんの生活環境や併用薬との兼ね合いで、DPP-4かGLP-1かを決めるようです。

③スーグラ(SGLT2阻害薬

2014年から発売されてる糖尿病薬で、血中にあふれた糖を尿と一緒に排出する効果があり、3か月~6か月の服用で、ヘモグロビンA1c1.0%前後、空腹時血糖値で30mg/dLほど、食後血糖値で60mg/dLほどの降下が期待出来ます。

④スルフォニル尿素剤(SU剤

以前から使用されてる、糖尿病薬です。膵臓にインスリンを出すよう命令し続けます。

服用期間に伴い、インスリンの分泌が減少してしまい、投薬量が増える傾向があります。

アマリール、オイグルコン、ダオニール、グリミクロン、グリメピリド、パミルコンなど

αグルコシダーゼ阻害薬

SU剤と並んで、多くの方が利用してる糖尿病薬です。食物繊維の働きの様に、血糖値の上昇を緩やかにする効果があります。

ベイスン、グルコバイ、ボグリボースなど。

ビグアナイド

メルビン、ジベトス、メデット、メトホルミンなど。

速効型インスリン分泌促進薬

食前に服用し、食後の短時間だけインスリン分泌を促す糖尿病薬です。

グルファスト、スターシス、ファスティックなど。

インスリン抵抗性改善薬(チアゾリジン誘導体)

肥満改善などの効果もある糖尿病薬です。

アクトスなど。

配合薬

いろいろな糖尿病薬を配合しています。

リオベル、グルベス、ソニアス、メタクトなど